artstudio NAZUKARI WAREHOUSE 6月の展示は、シェアアトリエメンバーでもあるガラス工芸作家/若鍋佳子氏の個展になります。
梅雨のシーズン、紫陽花の花はひたひたに潤う姿がいちばん美しく、 ぼんやりと霞かかる景色もとても風情がある。 雨の音もリズムに乗せると音楽になる。 季節が変わると匂いも変わる。雨が降る時の匂いがある。 それを感じるのも楽しい。 そんな風に季節の変化を感じて、雨のシーズンも情緒あふれ、ゆったりと 楽しい季節に感じられるような景色を表現出来たらと思っています。 7年前にガラスの技術を教えに行った北海道の「上川町」という小さな町を 昨年6年ぶりに訪れました。 今回の展示では、そのつながりでパーツ作りを手伝って頂きました。 自然豊かな北海道の夏と冬、上川町の魅力も一緒にお伝えできたらと思います。
若鍋佳子/プロフィール
千葉の流山で生まれ育つ 小さい頃から物作りが好きで、小学生の時に行った沖縄旅行で初めてガラスに出逢う。 熱く溶かされた物が涼しげな物に変わっていく事に魅了されたのを覚えている。 大学では工芸文化を学び、趣味でガラスのバーナーワークを習いはじめ、小さなビーズから作り 始め、吹きガラスなども習う。 その後、ガラスメーカーに勤める叔父の導きもあり、ベテラン職人のそばで技術を学びながら職 人として仕事にしていった。 2010年より、自分が思いついた物や思い出に残したいもの、ストーリー性のあるものなどを自 由に制作し、個展を開き発表している。 現在もガラスメーカーでアクセサリーや手加工品を作る職人として勤めつつ、 2020年より地元流山にアトリエを持ち、制作している。